2019年 7月

「今年の三伏灸は、いつからですか?」

 

7月に入り、すでに何件か問い合わせが来ております。

 

 

心待ちにしている方、お待たせ致しました!!

三伏灸 2019のスケジュールを発表致します。

 

7月19日から8月10日までの期間

1壮600円~となります。

 

 

「冬病夏治」

過去のブログ内でも説明されていたのでご存知の方もいると思いますが、改めてご説明しますと…

 

冬に悪化する病気は、陽の多い夏にお灸などの治療をして熱・陽の気を注ぎ予防しよう、ということを意味しています。

 

西洋医学にはない、中医学独自の概念ですね~

 

その中医学の「冬病夏治」の養生思想から生まれた「三伏灸」は、日本人にとってはなじみが薄いかもしれませんが、中国では欠かすことのできない年中行事にもなっているそうです。

 

 

 

ところで、三伏って聞きなれない言葉ですが、日本でも「三伏の候」という暑中お見舞いのあいさつにもなっているのです。

 

三伏とは、「初伏(しょふく)」「中伏(ちゅうふく)」「末伏(まっぷく)」の3つを総称して「三伏(さんぷく)」といいます。陰陽五行説に基づく選日で、一般的には夏至以降、第3番目の「庚(かのえ)」の日を初伏、第4番目の庚の日を中伏、立秋後の初めの庚の日を末伏としています(諸説あり)。

 

今年は初伏が7月12日、中伏が7月22日、末伏が8月11日となっており、一年で一番暑い時期に当たりますから酷暑の候を表す言葉として暑中見舞いのあいさつに使われるようになりました。

 

 

 

では、なぜこの時期に冬の病を治療するのでしょうか?

 

中医学では、夏は自然界の陽のエネルギーが強くなる季節であり、自然界の一部である人体の陽のエネルギーも強くなって、気血の流れも旺盛になると考えます。

冬になると虚弱で風邪をひきやすい人、胃腸が弱い人、慢性の呼吸器疾患の人などは陽のエネルギーが弱いことが原因であるとして、夏の暑い時期に陽のエネルギーを補って冬に病気にならない身体づくりをすることを目的としています。

もちろん今は特に気になる症状のない方にも、病気の予防に有効です。

 

 

日本では土用が重んじられ、土の気(人体では脾胃が対応)を養う目的で土用の丑の日にウナギを食べる習慣があります。

 

今年は丑の日のウナギ + 三伏灸で体を整え、無病息災でいこうじゃありませんかo(・д・´*)9