2020年 2月

ここ数日は寒の戻りで寒い日が続いていますね…

 

 

…ん?!と思った方は大正解。

 

 

調べてみますと、「寒の戻り」は3月~4月の晩春にかけてつかう言葉なのです。

 

 

とにかくここ数日寒い日が続いておりますので、あいかわらずコタツムリ(コタツから出ずに一日を過ごす人「weblio より」)やっています。

 

 

今、コタツにもぐって観ているのは、先月19日からスタートしたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」。

 

 

主演の長谷川博己さん、ステキですよね~(´∀`艸)♡

少年のような表情を見せたかと思えば、ある時は知的な思慮深い雰囲気を醸し出す。

 

 

そんな長谷川博己さんが演じる、明智光秀ですが

 

 

ドラマが始まる前の印象というと、「敵は本能寺にあり」という名セリフがあるが、逆にいえばそれしか印象がなく、主君である織田信長を本能寺の変で襲った裏切り者。こんな人物に感情移入できるのか、さてさてどうなる、などと思っていたのです。

 

 

が!

 

 

前半生はよく知られていないものの、最新の歴史研究の成果では、どうやら医者だった可能性があるそうです。

 

 

この時代に行われていた医療は、一部オランダから外科の技術が入ってきていたとはいえ、漢方と鍼灸治療が中心でした。鍼灸師としては、作中に鍼灸治療のシーンが出てくるか、というところも楽しみに観ております。

 

 

あとは、今回の大河ドラマではカラフルな衣装も話題になっているのですが、公式サイトを見てみますと、五行思想を入れているというのです。

 

 

五行思想といえば、

 

 

そう!!

 

 

東洋医学の根本原理にもなっている思想です。

 

 

 

 

青は黄色を倒し、白は青を倒す・・・。

まだ企画の段階で、資料を読んだり、神社仏閣や由緒ある庭を見ていくなかで、当時の武士たちは風水の要素を取り入れていたことを再認識しました。

その中に「五行相剋(ごぎょうそうこく)」というのがあり、それは木(青)、水(黒)、火(赤)、金(白)、土(黄)の5つの要素が、お互いに影響し合っているというものです。たとえば、木(青)は土(黄)を倒し、金(白)は木(青)を倒すなど・・・。

明智家の家紋は水色桔梗です。光秀が青(水色)なら、信長は黄色、藤吉郎は白といった具合にキャラクターを色分けし、衣装の裏テーマとして「五行相剋」を取り入れました。ただ、土仕事が主の農民である藤吉郎が白ですから、衣装デザインをお願いしている黒澤和子さんには苦労をおかけしています(笑)。

(「麒麟がくる」公式サイトより)

 

なるほどね~

 

明智光秀(青)は織田信長(黄)を倒し、秀吉(白)に倒される。

 

明智光秀(青)は斎藤道三(黒)に育てられ、斎藤義龍(赤)を励ます。

 

織田信長(黄)は秀吉(白)を育て、秀吉は徳川家康(赤)に滅ぼされる。

 

 

他の登場人物の衣装の色も五行によっているそうなので、これを踏まえつつ、今後のストーリーの展開予想をしてみるのもおもしろいかもしれません。

 

 

 

 

ちなみに東洋医学では、五臓はこのように配当され

 

 

「肝」=「木」=「青」 成長 春

「心」=「火」=「赤」 盛り 夏

「脾」=「土」=「黄」 長夏

「肺」=「金」=「白」 収束 秋

「腎」=「水」=「黒」 蓄える 冬

 

 

たとえば、「火」は「木」を燃料として燃え、「土」は「木」に養分を奪われる、という五行論の原理から、「肝臓」は「心臓」の働きを促進し、「脾臓(消化器系)」の働きを抑制する、となります。

 

 

たしかに、感情(肝)が高ぶってくると、心臓がバクバク動悸しますし、強い感情にストレス状態になると、胃の具合が悪くなることがありますよね。このような感じで五行論を運用します。

 

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、本当は肩こりの話を書きたかったのです。

ここまでブログを読んできて肩が凝ってしまった方、次回のブログを首を長ーーくして(キリンだけに)お待ちくださいね(。・ ω<)ゞてへ