5月も後半。
日中は夏日になりました。梅雨入りも間近ですね!
少しでも過ごしやすい日が続いてくれるといいのですが…
さて、今日はGW中に行って参りました、東京国立博物館で開催中の「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅展」の感想など書いてみたいと思います。
本展は、中国・唐で密教を学んだ空海が真言密教の根本道場として運営した東寺に伝わる、法具や仏像、曼荼羅などの仏教美術が結集し、さらに展覧会場に秘法「後七日御修法」が再現されており、空海の密教世界を学べるような構成となっております。
東寺と言えばユネスコ世界遺産に登録された古刹であり、その東寺が所蔵する作品ですから国宝や重要文化財のお宝がたくさん展示されており見応えがありました。
「五鈷杵」「五鈷鈴」「金剛盤」(師・恵果から授かったとされる密教法具)、「国宝 御請来目録」(密教を学んだ空海が唐から持ち帰った経典、仏画、法具をリストアップしたもの)、「重要文化財 弘法大師像」、「国宝 風信帖」(天台宗を開いた最澄に宛てた手紙)、「重要文化財 両界曼荼羅図」などなど普段はお目にかかれない明宝がずらり。
中でも圧巻だったのが、東寺講堂の立体曼荼羅を再現した展示。ガラスケースはありませんので、360度どの角度からも仏像のお姿を見ることができます。仏の放つ緊張感をひしひしと感じます。
唯一撮影できる仏像「帝釈天騎象像」
どうです、イケメンでしょう?(-ω-。`)ホ゜ッ
密教を知りたい方、仏像が好きな方は楽しめる展覧会だと思います。
展覧会は6/2(日)までとなっておりますので、興味のある方はお早めに。
ところで、日本のお灸は空海が密教とともに日本に持ち帰り、広めたとの伝承があります。
お灸というと、やけどをするほど熱いものというイメージを持っておられる方が多いようですが、現在ではやけどの跡を残さない心地よい温熱刺激のお灸が主流となっています。
お灸の効果としては、免疫機能、代謝機能などを高め、病気になりにくい身体をつくることが知られています。もちろん、これから迎える梅雨時期の養生にも有効です。
梅雨を前に、空海が日本にもたらした密教世界とお灸を肌で感じてみてはいかがでしょうか?