2月といえば(その2)

こんにちは。今日もいいお天気にめぐまれましたね。

陽射しはすっかり春のやわらかさをたたえていました。

 

さて、今日は前回書いた「節分に豆まきをする理由」と「豆まきの意味」の続きです。

 

豆まきには「邪気(鬼)を追い払う」という意味があることはお話ししました。

この「鬼」も実は陰陽五行説と関係がありますよ、という話をいたします。

 

鬼と聞いて多くの人が思い浮かべるのは「頭に角、口に牙、赤や青などカラフルな身体に、虎柄のシマシマパンツ」という姿でしょう。

 

これは陰陽五行説の「鬼門」と関係があります。

 

昔の中国では、方角を十二支を使った方位で示す習慣がありました。

(北が「子(ねずみ)」、東が「卯(うさぎ)」、南が「午(うま)」、西が「酉(とり)」となります。)

鬼の出入りする鬼門は北東にあたり、十二支に当てはめると「丑(うし)」と「寅(とら)」の方角になります。

そのため、鬼には牛の角があり、虎のパンツ姿なのだそうです。

 

ちなみに、「鬼」がいるとされる「北東」の「鬼門」に対し、その反対の南西を「裏鬼門」と呼びます。

この方角には干支では「申(さる)」、「酉(とり)」、「戌(いぬ)」がいるとされています。

ここから、鬼退治で知られる桃太郎の物語で、お供となった動物が「さる」、「きじ」、「いぬ」になったとされるそうです。

 

また、赤鬼や青鬼、黒鬼…とカラフルな身体の色は、人間の煩悩を表しているとか。

 

2月のイベントとしてはバレンタインに押され気味の感がある節分ですが、東洋医学に携わる者として大事にしなけれならない行事だな、と思いふける立春の夜でした。(遅いよっ!!\(゚ロ゚ ))