11月も後半になり、さすがに風が冷たくなってきましたね。
明日、22日から二十四節季における「小雪(しょうせつ)」に突入いたします。
色づいていた紅葉が落ち始め、山々ではチラチラと雪が降り始めるという意味です。
冬とはいえ、雪はさほど多くないということで「小雪」と呼ばれ、冬の入り口にあたります。
そして、季節の移り変わりに合わせて、人の身体も変化してゆきます。
昼夜や四季の周期に合わせた生活をすることが健康の基本ですから、暦を気にしてみることは、体調管理をする上で参考になりますよ!
さて、暦の上では冬の入り口を迎えますが、冬の訪れを告げる「木枯らし1号」は今年はまだ吹いていません。
平均すると大体11月7~8日頃に吹くことが多いようなので、今年はすでに記録的に遅い木枯らし1号となりそうです。自転車通勤の私としましては、休日に吹いてくれないかな…などと都合のいいことを考えてしまいますが(;´・Д・)
ちなみに「木枯らし」とは、
晩秋から初冬にかけて吹く、最大風速が秒速8メートル以上の北寄りの風のことで、この風が吹くことは、西高東低の冬型の気圧配置を意味するそうです。
漢字一字で「凩」とも表現します。「凩」は国字(日本製の漢字)で、「こがらし」以外の読みはありません。
知っている言葉でも、漢字で書かれると読めない、あるいは簡単な漢字で書かれているのに読めないものってけっこうありますよね?
ここで突然ですが、漢字クイズ!!
「風」関連のこれらの漢字、みなさまは読めますでしょうか?
問1)戦ぐ
問2)楓
問3)颪
正解は…コレだ!!
解答1)そよぐ
「風にそよぐ」は「風に戦ぐ」と書きます。
「そよぐ」とは「風に吹かれて草や木の葉などが、かすかに音を立てて揺れ動く」(「デジタル大辞泉」より)という意味です。
ちなみに「戦く」だと、読みは「おののく」となり、「恐ろしさ、寒さ、興奮のために体や手足が震える」という意味になります。
解答2)ふう
一般的には「かえで」と読みます。しかし本来の「楓」はマンサク科のフウのことを指しており、カエデ科のカエデとは別種です。フウも紅葉することから、昔の人の誤解が定着したそうです。カエデを表わす漢字は「槭(せき)」。皇居の吹上御苑にはフウの巨木があるそうですよ。
解答3)おろし
山から吹き下ろす風のことをいいます。群馬県の空っ風は赤城颪とも呼ばれますが、一番有名なのは「六甲颪」ではないでしょうか。阪神タイガースの球団歌がパッと浮かぶと思いますが、タイガースの歌を「六甲おろし」というのは通称で、正式には「阪神タイガースの歌」というそうです。そのまんまですね~
なんだか、11月は「風」関連のブログ記事ばかりになってしまいましたねヽ(´ε`●)ゞ
インフルエンザ流行のニュースも出ております、みなさま「風」邪にはくれぐれもご注意くださいませ!