腱鞘炎と矯正

お彼岸も過ぎ、桜もそろそろ満開という時期までやってきました。
こんにちは石川です。

今回は骨盤と違う場所での矯正についてちょっとお話します。

当院では様々な運動器疾患の方がいらっしゃいますが、
その一つに腱鞘炎というものがあります。

特に拇指の使い過ぎでおきる腱鞘炎は女性の方を中心に
多く見られます。

これは腱が通っている滑液鞘が伸筋支帯という手首の腱が
浮き上がらないようにしているベルト状の組織で抑えられている
ときに、その部分が締め付けられて、摩擦により患部に
熱を持ったり、痛みを出したりします。
またこの状態を放っておくと腱鞘の部分が肥厚(太くなること)する
ことで手首に違和感を残してしまいます。

しかし実際問題として放っていて、いつまでも良くならないので来院する
というケースは多いです。

当然、腱鞘部分にも治療のアプローチを致しますが、一般的に
このような症状を持った方の手首や指などの関節面を見ていくと
ずれ(不整合)を起こしていることが多いため、腱鞘部分に
関連する『関節面を整え、軸を正すことで、正常な関節の動きに
戻し、腱鞘炎を抑える治療をしております。

矯正とは様々な関節面のずれ(不整合)を正常に動かすことのできる
位置に戻すことで、大きい関節(骨盤や膝など)でも
小さい関節(手首、足首、外反母趾、ばね指など)でも
基本的なアプローチは変わりません。

関節面のずれを治していくことに大きな力を加えたり、7ポキポキ
鳴らしたり、痛みを伴うことは致しません。
ソフトな手技で骨を動かして、身体の本来の動きができる位置に
落とし込んでいきます。

当院では、接骨、矯正につきましては予約なしで行っておりますので
痛みやゆがみでお困りのことがありましたらご相談ください。